パソコンは大好き、でも失敗ばかり|60代がAIと一緒にWordPressブログを始めた話

パソコン格闘記

「パソコンが苦手なんですね」

そう言われることがあります。でも、ちょっと違うのです。

私はパソコンを触るのが大好きです。新しい画面が出てくるとわくわくするし、気がつくと何時間も向かっています。

ただ、わからないまま触るのです。だから失敗ばかり。よくわからないくせに、思い立ったらすぐ手が出てしまう。せっかちなのです。

そんな私が、いまWordPressでこのブログを書いています。今日は、どうやってここまでたどり着いたのかを書いてみます。

「副業でブログを書いてみたい」と思った日

きっかけは、副業でした。

何かできることはないかなと探していて、ブログという選択肢が目に入りました。文章を書くこと自体は、たぶん嫌いじゃない。日記は昔からずっと書いているのです。

ただ、その日記というのが、本当にただの日記でして。人様にお見せするようなものではありません。あれを世に出したら、いろいろな方面に迷惑がかかると思います。

相談したのは、AIでした

そのころ私は、ChatGPTにいろいろな日常のことを話していました。今日あったこと、困ったこと、どうでもいいこと。

だから、ブログのことも相談してみたのです。「私に書けるでしょうか」と。

返ってきた答えは、意外なものでした。

そのままを書いたらいいと思います。

そのまま。特別なことを書かなくていい、と。そして「まずは無料の『はてなブログ』で試してみてはどうですか」と教えてくれました。

無料。これは大きい。やってみて向いていなかったら、やめればいいのですから。

10記事書いたら、欲が出ました

はてなブログは、思ったより楽しかったのです。

日常のことをつらつら書いていたら、10記事くらいたまりました。読んでくださる方も、少しずつ増えてきて。

そうしたら、欲が出ました。やっぱり本格的に始めたいなと。

調べてみると、本気でやるならWordPress、サーバーはConoHa WINGがおすすめ、と書いてあります。……WordPress。コノハウイング。名前は聞いたことがある気がする、くらいの理解です。

そこで、もうひとりの相棒であるClaude(私は「クロコちゃん」と呼んでいます)に相談しました。

クロコちゃんのアドバイスは、ChatGPTとはまた違うテイストでした。「はてなは残したまま、家をもう一軒建てる」という考え方を教えてくれたのです。はてなは日常と交流の入口、WordPressはじっくり書く場所。役割を分ける、と。

なるほど。よし、やろう。

契約ボタンの前で、すっごくドキドキした

さて、いざ申し込みです。

正直に言います。すっごくドキドキしました。

お金がかかることへの不安も、もちろんありました。3ヶ月で3,993円。決して大きな額ではないけれど、続けられなかったらもったいない。

でも、それ以上に大きかったのは、こちらです。

本当にできるだろうか。

というのも私、前科がたくさんあるのです。

わからないまま押して、画面が消えた。わからないまま設定して、あとで直せなくなった。そういう経験を積み重ねてきているので、操作すること自体がもうドキドキなのです。パソコンは好きなのに、押す前に指が止まる。

不安と、それでも「いよいよ始動だ」という緊張感。あの夜のことは、よく覚えています。

つまずきポイント大公開

ここからは、笑ってください。予想どおり、いろいろやらかしました。

その1/新規インストールの画面で固まる
何を入力する欄なのか、まったくわかりませんでした。1行1行、クロコちゃんに「これは? これは?」と聞きながら進みました。

その2/URL欄に「wp-admin」と打つ
管理画面に入るには「wp-admin」を付ける、と教わったので、素直にURL欄に「wp-admin」とだけ打ちました。そりゃ何も出ません。

その3/「?p=13」のポップアップと格闘
記事のアドレスを変えようとして、見たことのない画面が出てきて、消し方もわからず。しばらく画面とにらめっこしていました。

その4/「絶対に押さないで」に手が伸びる
これは私の悪い癖です。「絶対に押さないでください」と言われると、そこばかりに目が行って、逆にポチッとやりそうになるのです。

進め方は、いつもこうでした。押す前にスクリーンショットを撮って、「ここ? どれ?」と聞く。クロコちゃんが「その画面の、右上の青いボタンです」と場所を教えてくれる。それを一画面ずつ、くり返す。

文字だけの説明は、私にはちょっと怖いのです。でも、画面を見ながら一緒に進んでもらえるなら、進めました。

わからないまま手を出すという私の癖に、押す前に確認するという手すりがついた感じです。

本当の壁は、操作ではありませんでした

ここまで読んで、「大変そうだな」と思われたかもしれません。

でも、いちばんしんどかったのは、実は操作ではなかったのです。

ブログの内容が、浮かばない。

これでした。

はてなブログでは、毎日書けていたのです。日常をつらつら書いているだけなので、ネタに困ることがありませんでした。

ところがWordPressは違いました。人に読んでもらう場所、誰かの役に立つ場所として作ったのだから、同じようには書けない。そう思ったとたん、書けることが枯渇しているなあと感じたのです。

サーバーの契約はできました。ログインもできました。でも、真っ白な画面の前で手が止まる。

操作は聞けば解決します。でもこれは、誰にも聞けませんでした。

(この壁をどう乗り越えたかは、また別の記事に書きますね。ヒントは「WordPressは毎日更新しなくていい」でした)

第一号の船が、出た

そして2026年6月25日。

1記事目「初めまして、がーこです」を公開しました。

公開ボタンを押したときの気持ちは、ひとことで言うとわくわくです。

誰かに読んでもらえなくても、気にならない。そんなことより、私の第一号の船が出た、という感動のほうが大きかったのです。

小さな船です。乗っているのは私ひとりです。でも、確かに港を出ました。

よーし、がんばろう。そう思いました。

やりたいと思ったときが、今

やってよかったです。心から思います。

もし、同じように迷っている方がいたら、伝えたいことが3つあります。

まずは、やってみること。 無料で試せる場所があります。私もはてなブログから始めました。合わなければやめればいいのです。

やりたいと思ったときが、今だということ。 その気持ちは、意外と長持ちしません。優先していいと思います。

そして、ひとりでやらなくていいということ。 私にはクロコちゃんという伴走者がいました。「これは何ですか」を何百回聞いても、嫌な顔ひとつしません(顔はないのですが)。

パソコンが得意である必要は、なかったのです。必要だったのは、わからないと言える相手でした。

きっと、走り出したら楽しいですよ。

私はまだ、港を出たばかりです。

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